消費税は間接税ではない！事業者に対する直接税であり赤字でも納税義務が発生？

私たちが普段から当たり前のように支払っている消費税ですが、ウソと利権の塊。消費税は預かり金だ。消費税は社会保障の重要な財源として位置づけられている。これらは全部大嘘でした。

消費税は事業者に対する直接税。しかも赤字でも納税義務が発生するとても過酷な税金であり、あらゆる税金の中でも一番滞納が多いのが現状です。

そこでこの記事では消費税の数多くの問題点の中から消費税は事業者に対する直接税であり、赤字でも納税義務が発生するとても過酷な税金であるという真実をお伝えします。

消費税は預かり金ではない

消費税は消費者が事業者に対し支払い、事業者が消費者に代わって納めている。すなわち、消費税は預かり金である。このように学校では教えています。またホリエモンなどの著名人も消費税が預かり金であると勘違いしています。

しかし消費税はほんとうに預かり金なのでしょうか。結論、消費税は預かり金ではありません。消費税は付加価値税であり事業者に対して直接課税されています。

これは裁判の確定判決でも明確になっています。

東京地方裁判所 平成元年（ワ）５１９４号 判決では消費税はあくまでも該当取引における対価の一部であり、預かり金ではないとの判決を出しています。これは消費税のしくみや消費税法を確認すれば簡単に理解できる紛れもない事実です。

消費税のしくみとは

消費税は商品やサービスを購入した際にレシートに記載されている金額をそのまま事業者が納めている訳ではありません。消費税は事業者の課税売上高から課税仕入高を差し引き消費税率をかけて納税金額を求めています。つまり消費税を計算する際は下記の式で求めることができます。

このことからも消費税は消費者が支払ったものを事業者がそのまま納税している訳ではないことが分かります。消費税は預かり金ではなく事業者に対する直接税だったのです。

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消費税の別名「輸出補助金」

実は消費税は輸出補助金といわれています。ではなぜ消費税は輸出補助金と言われてしまっているのでしょうか。その答えは消費税のしくみに隠されています。

消費税は課税売上高から課税仕入高を差し引き税率をかけて求めています。また消費税は日本国内における課税取引に対して課税されます。そのため日本国外で行った取引に対しては課税されません。

つまり輸出事業者は日本国内で原材料などを購入し課税仕入高を計上しますが、輸出を行い海外で発生した売上げに対しては消費税が課税されないのです。そのため課税売上高よりも課税仕入高の方が高くなる場合があります。

その場合はなんと消費税を1円も支払うことなく消費税を還付してもらうことができるのです。これが消費税が輸出補助金といわれている由縁です。

赤字でも納税？過酷すぎる消費税

実は消費税は赤字でも納税義務が発生するとても過酷な税金です。なぜなら消費税は預かり金ではなく事業者に対する直接税であり、事業者の純利益に加えて人件費にも課税されている税金であるからです。

消費税の本当の課税対象は"人件費" 給与を下げ雇用を壊す消費税 消費税は預かり金ではなく対価の一部。これは裁判の確定判決でもはっきりしている事実です。また消費税の課税対象は実は人件費だ…

では当サイトではおなじみになってきた表をもう一度見てみましょう。

これはとある会社の決算です。この会社の税込売上高は1,100万円。つまりそのうち100万円が消費税となります。そして給与と社会保険料合わせて690万円を人件費に、仕入れ費用として330万円（内30万円が消費税）を計上。課税売上高に係る消費税から課税仕入にかかる消費税を差し引くと70万円が納税消費税金額です。

1,100万円の売上げから人件費690万円、仕入費用330万円、70万円の納税を行うと10万円の純利益になります。

先ほど諸費税は事業者の純利益と人件費に対して課税されていると説明しました。計算してみると、純利益10万円＋人件費690万円。合計700万円に対して消費税率である10％をかけてみると70万円に。納税消費税金額を導くことができるのです。

このことからも消費税は事業者の純利益と人件費に対して課税されている税金であることがわかります。

利益がなくても人を雇えば納税義務が発生？

上記の事実から分かること。それはたとえ赤字だったとしても人を雇ってしまった時点で消費税の納税義務が発生すると言うことです。

そこに会社の経済状況は一切関係ありません。たとえ赤字だろうと借入をしてまで消費税を納税する必要があります。それができなければ倒産待ったなし。

税金は支払能力に応じて課税されるべきですが、消費税に関しては誰が見ても支払い能力があるようには見えない赤字企業に対しても容赦なく課税されているのです。

あらゆる税金の中で最も滞納が多い消費税

消費税はあらゆる税金の中で最も滞納が多い税金です。これは国税庁が作成した令和3年度における消費税の滞納額を示した資料になります。ご覧ください。

このように消費税は所得税や法人税、相続税を抜き、断トツトップで滞納額が多くなっています。その一方、輸出大企業は消費税を払うことなく多額の還付金を受け取っています。

力のない中小企業を倒産に追い込み大企業を応援する消費税。当サイトは消費税の廃止を強く求めます。

消費税廃止へ

いかがでしたでしょうか。この記事では消費税が赤字でも納税義務が発生するとても恐ろしい税金である旨をご紹介させていただきました。

本来税金は支払能力がないところから取ってはいけません。ですが、消費税は支払い能力がない赤字企業からも容赦なく徴収し、多額の内部留保を抱えている輸出大企業へ還付されています。

このような不公平きわまりない消費税はすぐに廃止すべきだと考えます。